法螺貝工房『阿字門』


法螺貝工房『阿字門』をオープンしました。 
愛媛の奥山で武道場や農園を営みながら法螺貝を作っています。 
 
私、グロス・ベンジャミンは武道家として氣功師として目には見えない波動を重視しており、中でも法螺貝の音の波動には特別なものを感じてきました。そもそも法螺貝は楽器ではなく霊力を持つ修験の道具の一つです。ですので、貝そのものが生存していた時から人の手にかかり法螺貝になるまで、また古いものであればその法螺貝が行者と共に歩んだ歴史を調べたり想像したりしながら大切に扱わせていただいています。 
 
きっかけは江戸時代前期かそれ以前に英彦山の修験者が使っていたといわれる法螺貝との出会いでした。 
その貝の風貌からは長年海の中で生きてきた風格が漂い、そして貝の内側にはどうしても取れないシミがあり、それはその貝が海の中で命を全うした証だと思いました。キチンとお祓いをして初めて音を立てた時、その深い響きに驚きました。しかしながら、一番高い音が綺麗に出ないため吹き口の研究をし始めました。現代と昔の法螺貝の吹き口の構造のそれぞれの良し悪しを比較し独自にあみだした構造を施した結果、深い音の響きを維持したまま通常の5音ではなく6音が出るようになったのです! 

 それから6個ほどの法螺貝においてこの吹口構造を施し成功しました。 
それぞれの法螺貝が持つ潜在的響きを最大に発揮する手助けができればと思っております。 
 
 
『阿字門』のこだわり 
 
◎年代物の法螺貝を扱っています。年代物の法螺貝は分厚く、温暖化が進んだ現代の海の環境で育ったモノは大きさの割に薄いものがほどんどです。貝の厚みは深い響きを生み出します。 
 
◎中古の法螺貝はキチンとお祓いし貝の陰陽バランスを取り戻すことをしています。江戸時代以前は貝を儀式的に三日間人の目に触れない軒下に吊るして貝から龍が生まれることによって妙音を持つ法螺貝になる考えもあったらしいです。自然に対する畏敬の念や感謝の氣持ちも波動となって貝にうつると思っています。(現代は法螺貝を商品として扱っていて儀式的なことを省き、おそらくは中身を無理やり引き出し食していると考えられます。) 
 
◎阿字門の法螺貝工房で作る法螺貝は独立の吹き口の内部構造は真鍮でできています。息が当たる部分は真鍮と本漆のみです。石膏は息が当たらない部分に接着剤代わりに使用していますが、本漆で仕上げています。現代の法螺貝の吹き口の石膏のようにカビが発生せず、掃除する時に削られる心配もありません。 
 
◎吹き口内部の真鍮には厚みがあるのと黄金比をいかせた形によって音と響きの可能性が広がっています。妙音が出るので立て始めにはイニシエーションを受けて体調の変化が起こることもありますが、本来法螺貝は大きなヒーリングの力も引き出せる道具です。阿字門の法螺貝の六音は六根清浄にもつながります。 
 
◎法螺貝を通して海や山を大切にする意識を一緒に育んでいきたいと思っています。 
 
力のある法螺貝は毎日立てることが最も重要です。六音を出せるよく響く霊力のある法螺貝に興味があれば氣楽にお問い合わせ下さい。 


Tel : 080-4247-6177
Mail : [email protected]
グロス ベンジャミン